【摂食障害】食べないダイエットの怖さ
こんにちわ。caracoco店長です。「からだにやさしい。こころにうれしい。」がコンセプトのcaracoco、どちらかというとブログがメインのサイトです(笑)今日は摂食障害のことを書こうと思います。私は30年近く摂食障害でした。今ではほぼ完治です。といっても太りたくないはどこかで残っているかもしれませんが、それも、体の声を聴いて食べることができるようになってきて消えつつあります。
間違ったダイエット
※まず最初に・・・今はいろんな健康法があります。私は栄養士でもなく医者でもありません。これは私の経験を話しています。
私が摂食障害になったきっかけは高校二年生の時に友達に誘われた食べないダイエットでした。そのときは確か161㎝52㎏だったと思います。
高校生になってふっくらしてきたもののまだ普通体型でした。それでも、きれいになれるといわれたらやってみたくなり、軽い気持ちで始めました。
カロリー計算をしてとにかくカロリーを抑える。肉と炭水化物は極力避ける。野菜を食べる。胃を小さくするためにできるだけ食べない。高校にも自分でお弁当を作って持って行っていました。幼稚園のようなアルミのお弁当箱に1㎝くらいのご飯。
そんなことをするとお腹がすくんです。食べ盛り、成長盛り(笑)次第にお腹がすいているのが当たり前で、何か食べると異物感を感じるようになってきました。食べて胃が膨らむのが怖くなってきました。
食べないダイエット
食べないダイエットは痩せます。身体にいい悪いは置いておいて一時期的には痩せます。それは確かです。
でも・・・続きますか?
「食事は少なく」することを選んだ私は、「食べたくない」と「食べたい」と「いつまで食べないを続けるんだろう」がずっと頭の中をぐるぐるしていました。
一週間我慢してドカ食い。食べないダイエットは痩せます。毎日きちんと食べればそんなことしないで済んだのにそのことも気づきませんでした。
ただがむしゃらにカロリー減らすも
栄養を考えていても少食も
どっちも栄養不足。
栄養不足が続くと代謝が悪くなって太りやすくなります。
でも何より心も栄養不足になってしまうのだと思います。
私は常に食べること・食べることを我慢することでいっぱいになりました。
泣いたり・怒りっぽかったり、些細なことが気になるようになりました。
友達とご飯食べに行っても飲み物だけ。それで心配されるとそのときは食べる。
食べてしまうと後悔と罪悪感。リミッターが外れてタガが外れたように食べる。
そして、そのあと絶食が始まる。
始めは体重が減ってうれしかったのが、せっかく減った体重を戻したくなくてますます食べられなくなっていきます。
もっと痩せたくなります。次第に頭ではコントロールできなくなってしまいます。
こころのバランスも崩れてしまいました。
身体の栄養不足は脳と心も栄養不足になります。
美味しいと思ってたべること。それは心の安定を保つことだと思います。
食事をするということはこころにとっても大事なことだと思います。
摂食障害は栄養不足の問題だけでなく「食べる」ということがうまくいかなくなってしまいます。
栄養不足と心
身体が栄養不足になると脳も栄養不足になります。脳には神経細胞があり神経伝達物質を通して感情をコントロールするそうです。
栄養不足によってうまく神経伝達物質が作られなくなるとバランスが崩れてしまいイライラや不安が強まってしまいます。
神経伝達物質の材料である「たんぱく質」と、その合成をサポートする「ビタミン・ミネラル」をちゃんと取ることが大事だそうです。
「食べない」・「少食すぎる」だとその大事なたんぱく質・ビタミン・ミネラルが不足してしまいます。
栄養補助食品
私がダイエットを始めた時から、1食置き換えだったり、栄養バランスのクッキーだったり溢れています。
確かに栄養素は取れると思います。
これは心が健康な人がたまに補助的に使うのならばいいと思います。
でも、いま、若い子たちの間でこういうものやプロティンを食事代わりにしているひとも多いようです。
でも、それでお腹が満たされるのかな
こころは満たされるのかな
おばちゃんは心配です(笑)
栄養を取らないことも怖い
でも、食べるという満足感がないのも心配です。
ならばちょっと食事に気を付けて、ちゃんとたんぱく質をとってミネラルを補充するがいいような気がします。
食べないダイエットに進んでいきませんように。
摂食障害の怖さ、一回では書ききれないのでたまに綴ろうと思います。