ダイエット時は心と身体、どっちも満たそう。

こんにちわ。30年の摂食障害を経て感じたことを綴っています。

思春期のダイエット

プロフィールに書いてもありますが、私は30年近く摂食障害でした。
始まったのは17歳。高校2年生でした。それまで痩せの大食いでいくら食べても太らなかったのですが、思春期になり生理が始まると少しづつふっくらしてきました。大人の身体になるために必要なことだったのですが、仲の良かった友達に誘われダイエットを始めました。母親が元栄養士で自分も栄養士になりたかったこともあるくせに、それともそのためカロリー計算を厭わなかったせいか、カロリーを減らすことだけを考える毎日でした。
真面目さが輪をかけてどんどんストイックになってしまい2か月で6キロ。生理が止まっていました。

反動で過食に

受験勉強は起きているときはひたすら勉強、休日は一日16時間勉強。
食事は普段はほとんど食べずにたまにバカ食い。学校で倒れそうになることも多々でした。

念願の大学に合格してからは反動で頑張ることをやめました。
過食と堕落。サークル活動だけは頑張っていました。
あっという間に15キロ以上増えました。
顔も体もパンパン。そこからダイエットとリバウンドを繰り返すようになりました。

安易なダイエットやドリンクにも手を出しました。
酵素ドリンクみたいな断食ものにも試してみました。
でも、何かするたびに失敗し、何をどれくらい食べていいかわからなくなりました。脳が麻痺してしまったようでした。

そして長い年月苦しむことになりました。

摂食障害ブログ

苦しい中、いろんな人のブログを読み漁っていました。中でもステップあやさんのブログは心の救いになりました。
久しぶりに探してみたらまだ、ありました。いまでもたくさんの方の救いになっているようです。

読むだけでなかなか実践していませんでしたが、一つだけ残っている内容があります。
「たとえいったん太ったとしてもちゃんと食べて体と脳に栄養がたくさんあるって覚えこませた方がいい。栄養に満たされたら太りすぎも痩せすぎもしないちょうどいい体型になっていく」そんな内容だったと思います。

食べすぎちゃったと笑えるしあわせ

摂食障害が長引いた人は完治することはないという話も聞きます。こころの問題・母娘の問題ともよく言われます。
でも、そんな単純ではないし、摂食障害は治ると私は声を大にして言えます。

私の場合、治ったのは、安心できる場所・人に出会えたことが大きいと思います。
でもそれはきっかけで。
そのおかげで身体にいいこと・太りすぎないことを頭で考えながら計算しながら食事することがなくなりました。
食事が楽しいと思えるようになりました。そうすると頭でここまで、と思うのでなく心が満足し、体もお腹いっぱいを感じられるようになりました。
食べ過ぎたら食べすぎちゃったと笑えるようになりました。

何でも食べるようになって

身体が安定し始めたのを感じます。食事の満足感も前より感じるようになりました。前はイライラするとやっぱり暴食したくなることもあったのですが、それもほとんどありません。
栄養で満たされると違うのだなと感じています。
サプリを飲むのもいいかもしれません。食事でとるのが基本。でもどうしても足りないものもあるし、何より今の食べ物は栄養がすかすかなものが多い。マルチミネラルなどを補助的にのむことは有効だと思います。

今だからわかります。ちゃんと心と体、どっちも満たせてあげていたら・・・
変なダイエットよりもちゃんと栄養をとること、しっかり食べること、必要な栄養素できちんと満たしてあげること。それができていたらもしかしたらもう少し楽に生きれていたかもしれません。

ダイエットは心と体を満たすことが一番、今ではそう思います