更年期の心にそっと寄り添う、大人にこそ読んでほしい絵本6選

〜50代からの「自分を労わる時間」に絵本をよみませんか〜

こんにちは。
ふとした時、「なんだかしんどい」「頑張りたくても体も心もついてこない…」そう感じることはありませんか?

そんなとき、私は最近図書館に行って絵本を手に取ります。
絵本は、大人の私たちの疲れた心と身体の奥に、短くてやさしい言葉でそっと語りかけてくれます。

子供たちが小さいとき読み聞かせたこともありましたよね。でも絵本は子供だけのものではありません。今日は、更年期の心と体にやさしく効いてくる、大人にこそ読んでほしい絵本を6冊ご紹介します。

目次

絵本は「心の漢方」

更年期は、心と体の転換期。揺らぐ時期です。
若いころのように動けない、理解してほしくても人に言えない…そんな思いを抱えていませんか?

そんなとき、専門書でも自己啓発本でもなく、「絵本」がそっと心に効いてくることがあります。

・無理に前向きにさせようとしない
・短いのに、深い
・読むたびに違う意味で響いてくる

まるで漢方薬のようにじんわりと心に効いてきます。

1. 『たいせつなこと』

著:マーガレット・ワイズ・ブラウン/絵:レナード・ワイスガード

「あなたにとって大切なことって、何?」
そんな問いをやさしく差し出してくれる1冊。

この本は、「スプーンのたいせつなことは、すくうこと」というように、日常の中にある“本質”を描いていきます。そして最後にこう言うのです。

「あなたにとってたいせつなのは、あなたがあなたであること。」

更年期で鬱々としてうまく動くことができない自分を責めてしまう時、この言葉は心に沁みます。

『たいせつなこと』
  • 著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン / :レナード・ワイスガード / :うちだややこ
  • 出版社:フレーベル館
  • 出版年:2001年9月(日本語版)

2. 『ぼく モグラ キツネ 馬』

イギリス発、全世界でベストセラーとなった話題の絵本。
美しいモノクロの線画と、手書きのような言葉で、少年と動物たちの会話が静かに続きます。

「いちばんの勇気は、助けてって言うことだよ」
「優しさって、強さなんだよ」

読むたびに違うフレーズが心に響き、今の自分をそっと抱きしめたくなる絵本です。

人生は難しい。生きるのは大変。でも私たちは愛されている・・・

寝る前に読みたくなる絵本です。

『ぼく モグラ キツネ 馬』
  • 著者:チャーリー・マッケジー (著)・ 川村元気 (翻訳)
  • 出版社:飛鳥新社
  • 出版年:2023.05.27

3. 『100万回生きたねこ』

あまりにも有名な1冊ですが、大人になってから読むとまた違う印象を受けます。
「何度も生きて、何度も死んだ」ねこが、はじめて“自分のためでない生き方”を知る物語。

更年期世代は、人生の折り返しに差し掛かる時期。子育ても終わる人も多いでしょう。一人で頑張ってきた人もいるでしょう。人のためにばかり生きてきて自分の存在意義がわからなくなっている人もいるでしょう。

「私は誰のために生きてきたんだろう?」
「これからの人生、本当に大切にしたいものは何だろう?」

そんな問いに寄り添ってくれる物語です。

『100万回生きたねこ』
  • 著・絵:佐野洋子
  • 出版社:講談社(「講談社の創作絵本」シリーズ)
  • 出版年:1977年10月19日

4. 『わたしがあなたを選びました』

子どもを持つ親として、更年期とともに訪れるのが「親としての役目の終わり」。
子育てが一段落し、自分の存在価値を見失いそうになる時があります。

この絵本では、生まれてくる赤ちゃんが、お母さんを「この人にしよう」と選んできた、という物語が綴られます。

「わたしがあなたを選んだのは、あなたに抱っこされたかったから。」

読むと、涙があふれて止まらなくなる方も多い絵本です。子供たちが巣立ったあとだからこそ沁みます。

『わたしがあなたを選びました』
  • :鮫島浩二 / :植野ゆかり
  • 出版社:主婦の友社(妊娠・育児・教育カテゴリとして発行)
  • 出版年:2003年7月(初版)、2007年に特装版などもあり

5. 『ぼちぼちいこか』

カバさんがいろんな仕事にチャレンジしては失敗していくユーモラスな絵本。
でも読後には、あたたかい気持ちになる不思議な1冊。

「ぼちぼちいこか」

その関西弁が、とても優しい。

「がんばらなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」とがんばってきたひともほっと肩の力が抜けるかもしれません。
なんだか最近急かされているように感じる方にもぜひ手に取ってほしい絵本です。

そして、いつでも、何歳からでも大丈夫と勇気をもらえます。

『ぼちぼちいこか』
  • :マイク・セイラー / :ロバート・グロスマン / :今江祥智
  • 出版社:偕成社
  • 出版年:1980年6月

6. 『りんごかもしれない』

「このりんご、りんごじゃないかもしれない」
という疑問から、物語がどんどんふくらんでいくユニークな1冊。

思考が固くなってきたと感じる時、自分の枠をゆるめてくれる絵本です。

この本では想像がどんどん広がっていきますが「りんご」は「りんご」であることは否定していません。大人になるにつれ義務や常識、人間関係にし囚われてどんどん自分が小さく狭くなってしまったように感じることはありませんか?

それでも「わたしはわたし」「あなたはあなた」

見方を変えるといろんことに気付けて、自分のことを好きになるかもしれません。
更年期のモヤモヤや、不安の正体も、「違う見方」ができるようになるかも。

『りんごかもしれない』
  • 作・絵:ヨシタケシンスケ
  • 出版社:ブロンズ新社
  • 出版年:2013年4月

最後に:自分のために読む絵本の時間を

絵本は、子どもだけのものではありません。
むしろ、心が疲れたり、人生に迷ったりする大人によんでもらいたい。

更年期のこの時期は、「立ち止まって、自分を見つめなおす贈り物の時間」なのかもしれません。
そして、そのきっかけをくれるのは、もしかしたらほんの数分で読める1冊の絵本かもしれません。

毎日のすきま時間に、夜寝る前に、ほっとひといきしたいとき、ぜひ絵本を1冊、読んでみてください。
きっと、あなたの心が少しやわらかくなるはずです。

大人におすすめの絵本一覧のまとめ

タイトル作者こんなときに
たいせつなことM.W.ブラウン自分の存在価値を思い出したい
ぼく モグラ キツネ 馬C.マッケジー深く癒されたい夜に
100万回生きたねこ佐野洋子人生を振り返りたいとき
わたしがあなたを選びました鮫島浩二母としての役割を振り返りたい
ぼちぼちいこかM.セイラー焦っている自分をゆるめたい
りんごかもしれないヨシタケシンスケ新しい視点を持ちたい時に

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